コロナ禍でオトナキチコーヒーを開店する理由

はじめまして。
この度、オトナキチコーヒーを2020年9月29日(火)にオープンすることになりました。

今度、新店舗をオープンするよ。と出会った方や知り合いにFacebookなどSNSで告知すると
決まって皆さん驚かれます。

「え!?なぜ今なの?」
「え?なんでこんな時に??」

現在、新たにお店を開業しようと準備されていた方は延期にされたりする方が多い中、なぜ今なのか?
今であるべき理由があるので、みなさんにお伝えしたいと思います。

  1. なぜ、コロナ禍に新店舗【オトナキチコーヒー】をオープンするのか?
  2. オトナキチコーヒーをオープンする理由から問題提起をしたい
  3. 個人が深く考えられる=ディープシンクする自分だけの居場所
Contents

なぜコロナ禍で新店舗【オトナキチコーヒー】をオープンするのか?

コロナが流行し、島根県にも2020年4月頃からコロナ感染者が増えてきました。
そして、2020年8月には島根県松江市で大量のクラスター感染が高校で起こりました。
その時、田舎の人と人との距離が近いでは少し前からコロナ感染者に対する誹謗中傷が相次いでおり、コロナ感染者は一家でその土地を離れるという人もいらっしゃいました。
そして、高校生のクラスター感染では個人を特定してのネットなどでの誹謗中傷があり、全国のYahooニュースにもなったほどでした。
田舎は都会と違い、人と人との距離が近く、助け合うことが出来るという良い面もありますが、今回のコロナではその反対の悪い面が露呈したように感じました。
そして、コロナに感染する怖さより、もし自分がコロナに感染してしまったらこの街を出ていかなければならないし、近しい人に迷惑をかけてしまうのではないかという怖さを感じた人も多いのではないかと思います。
そして、田舎でもリモートワークが出来る企業も少なからずあり、そういった人たちが家でも職場でもない第三の場所を求めているけれど、オープンカフェだと人目が氣になってしまい、外で仕事をするという事が難しいという面もありました。

そんな状況の中、今、田舎にこそ求められているのは、人目を氣にせず、自分だけの居場所を持つことなんじゃないだろうかと思ったんです。
そして、そんな怖さを数か月過ごしてきた私たちにとって、一番不足しているのは、これから先の未来に対してワクワクする氣持ちなんじゃないかとも思いました。

都会のように、カフェで仕事をしていても知り合いに会う確率は少ないですが、こと田舎に関しては、人目を氣にすることなく一人になれる場所はなかなか難しいのが現実。

だからこそ、今、家でも職場でもない、第三の場所、自分の居場所を創ろうと思い立ちました
8月20日ごろに思いつき、即物件を探し、企画を決め、9月29日オープンしました!
思いついたら吉日!ということで、約1か月。急ピッチでお店を創ることにしたんです。

オトナキチコーヒーをオープンすることで問題提起になれば

コロナ感染者に対しての誹謗中傷だけではないのですが、誰かを攻撃する時は、自分自身に氣持ちが向いていなかったり
何かに対して不満があったり。
そういった自分の中の不平不満を何らかの形でそういった対象にぶつけてしまうものだと思うのです。
もし自分自身が満たされていて、充実感や幸福感で満ち足りていたら、誹謗中傷をするでしょうか?
おそらくそういった人は人に対して攻撃をするという事はなく、そういう考え方もあるよね。そういう事もあるよね。というように人と自分の違いを認められるのではないでしょうか。
私自身、自分の中に余裕がない時などは、子供に当たってしまったり、主人に当たってしまったりすることがあるので、誰しもそういう面を持っているとは思うのですが、今回の田舎での誹謗中傷は田舎に住んでいる者としてとても悲しいなと感じました。

なので、個々が満たされている状態で、心に余裕があればそのような事態も少なくなるのではないかなと考えました。

一人一人が1時間でも自分だけの時間と居場所を持ち、深く自分の思考に浸れる時間を持つこと=DEEP THINK(ディープシンク)できれば、ちょっと違う世界が見えるのではないでしょうか。

だからこそ、大人が一人になって深く考えられる、自分だけの居場所を創ります。

集中して深く考えることが、大人も求められている


コロナ前まではこれから追々に人工知能=AIが発達し、いずれ今ある職業もなくなったり、変化したりしてくると言われていましたが、コロナを機にその動きのスピードが加速しました。

例えば、オンラインで繋がり、顔を見ながら話が出来る【ビデオ会議システムZOOM(ズーム)】
2019年12月は1千万人だった利用者が、2020年4月には3億人と、実に30倍の伸び率となったことも記憶に新しいと思います。実際に私も4月以降は日々ZOOMで様々な地域の方とお仕事させていただく機会が増えました。

それはリモートワークにより人々が会社に行かなくても仕事をこなせるようになったことや、コロナ感染を防ぐためにできるだけ人を配置せずにサービスを提供するように店舗運営の在り方を変化させた企業など、ほぼすべての企業がこのコロナにより急速に変化を求められたことにより、それに応じてものすごいスピードで変化が起こりました。

コロナのワクチンが開発され、コロナの脅威は去ったとしてもこの変化に対応し、より今の時代に合った変化を行ったサービスや物、企業はそれがスタンダードとなり、コロナ前の世界に戻ることはないのでしょう。
そして、このコロナを機にスピードが加速したシステム開発やキャッシュレスなどのシステム化は人間でなくてもできる仕事を増やし、現在人間がやっている仕事を代わりにやってくれるようになります。
そうなると、人間は人間にしか考えられないアイデアを、本氣で考え、行動し、実行していくことで新たな仕事を生み出したりすることができます。
だからこそ、これからの時代は一人一人が自分で深く考える時間を持つことが求められているのだと考えています。

それぞれが考え、そしてつながる場

個々がそれぞれに深く考え、そしてそれぞれの考えや知識を共有する。

オトナキチコーヒーはそんな場所になればと願っています。

これから10月末より大人が学べる企画を開催しますので、こちらのブログにてご紹介させていただきます。

どうぞよろしくお願い致します。



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